最近、あなたが引き寄せた嬉しいことは何ですか? | ニュージーランドで遊暮働学はじめました。

最近、あなたが引き寄せた嬉しいことは何ですか?

ハッピーライティングマラソン

ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!

毎週火曜日は、本田健さんの『ハッピーライティングマラソン』のお題にチャレンジしています!

なんと、このハッピーライティング・マラソンも、もう10周目だそうです。
最近、私は日常の忙しさから、2〜3週ほど飛ばしてしまいました。(ライティングは1行でもOKなんですけどね。)

今週(火曜日)のテーマは
『最近、あなたが引き寄せた嬉しいことは何ですか?』

では、いってみましょう!

引き寄せの法則を疑う

「引き寄せの法則」――強くイメージすることで願望を実現し、可能性を引き寄せる。
つまり、思考が現実を創るというもの。

「そんな魔法みたいな話、あるのかな?」と、以前の私は半信半疑でした。

私はパーマカルチャリストですが、いわゆる“スピリチュアル女子”ではありません。
(とはいえ、江原啓之さん、ゲッターズ飯田さん、Love Me Doさんは好きです。)

それでも最近は特に、「引き寄せの法則」を実感する出来事が増えてきました。
スピリチュアル思考ではない私が感じる『見えない力』とは、一体何なのでしょうか?

真面目な日本人として形成された私

私が若かった頃は、今のように情報がすぐ手に入る時代ではありませんでした。
子どもの頃は両親や学校の先生からの情報がすべてで、私の価値観や性格はほぼ周囲によって形作られたと言っていいでしょう。

アラサーになるまで日本で過ごし、「Noと言えない」「右へならえ」の立派な日本人に成長しました。(たぶん)

一般的には女性のほうが男性より自由そうに見えるかもしれませんが、真面目に育てられた私の世界はとても狭く、まるでベルトコンベアーで運ばれる部品のように、淡々と面白みのない人生を歩んでいました。

そう――日本を出るまでは。

自分の資質を確認する

個人を尊重し、自由な発想が許されるニュージーランドに移り住み、結婚、出産。そして、
先生の教えが全ての日本の教育とは違う、ニュージーランドのユニークな教育を通じて、今まで私にまとわりついていた「常識」という殻が一枚ずつ剥がれ落ち、眠っていた本来の自分の資質を取り戻すのを感じました。

そしてパーマカルチャーと出会い、「その教えを周囲に伝える」という人生の目的が生まれました。3歩下がって夫に寄り添う『典型的な日本人妻』だった私が、なんと、今では起業を目指すまでになったのです。

不甲斐ない主婦の改革

「パーマカルチャーを伝える」と決めたら、いてもたってもいられずに、行動を始めた私でした。

貧困地域のゴミの山などを特集で見ることもありました。地球は、私たちの意識が変わることを待っていてはくれません。世界中で、環境被害が拡大しています。

しかし、単純思考で、世間を知らない専業主婦、そして、勉強は高卒までで終わっている私の知識では、自分の言葉を上手く伝えられない。ましてや、海外在住の日本人。どっちつかずな文化が私に混在し、自分のことがわからなくなっていました。

そんな、自分を見つめている時期に出会ったのが、動画編集でした。オンラインで日本語で学べるという触れ込みが私の心を動かしたのです。

しかし、入口が世界に開いたとはいえ、日本に住んでいない、何者かも自分でもわからない、そんなことでは、「仕事を任せる」とはいかないのが現状でした。

私が逆の立場でも、そう思います。

頑張っても、実が結ばない日々を過ごしながらも、「今は種を蒔き、いずれ花が咲き、実を結ぶ」そんな言葉にすがって、ひたすら行動を続けました。

しかし、頑張れば頑張るほど、私のなりたい未来からは遠ざかっていく矛盾を感じました。

頑張る方向が間違っていると気づいても、周りとの関係もあることだし、すぐにはやめられない…と思いました。何より、これまでどれだけのお金や時間を自分に投資してきたのか…

まだ、私は『固定観念』に縛られていたようです。

このまま闇雲に進んでも、パーマカルチャーな暮らしは得られない。

軌道修正のために、今まで一生懸命取り組んできたことをようやく手放しました。

軸に戻る。そして時は動く

「パーマカルチャーを伝えたいなら、パーマカルチャーな人に会えばいい」私の出した答えは、単純でした。

パーマカルチャーではないことを手放し、自分のための時間を作ると、次々と必要な情報やチャンスが私の目の前に現れました。それは、驚くほどにタイミングよく、私の手の届く範囲にやってくるのです。

「これが引き寄せの法則か!」

私は夢中でそのチャンスを掴みました。私の実力では、少し背伸びをしないと届かないものにも果敢に挑戦しました。今まで凹みながらも取り組み、自分の中で「自信」が積み上がっていたのです。

そして、ようやく、探していた糸口が見つかりました。

パーマカルチャーはスピリチュアルか?

「パーマカルチャーな暮らしをしたい」と言っても、実際問題は収入が必要です。
収入を得る力を付けてこそ、自信を持って周りに伝えることができるのだと気づきました。

「自分が売るもの」つまり、「商品」がないと、自分主体での収入は得られないのです。

単純ですね。

そして、私は出会いました。いいえ、いつも我が家で使っていました。

キエーロは、日本生まれの生ごみ分解機です

土の中の微生物によって生ごみが分解されます。

日本生まれの生ごみ分解機「キエーロ」です。

パーマカルチャーの原則「多様性を生かす Use and value diversity」は、地球上のあらゆる生命が互いに助け合って存在しており、ひとつ欠けても成り立たない、という考え方ができます。

人間も地球上に住む生命体であり、他の動物やあらゆる生命体と変わらないはずなのに、社会は人間中心で作られています。

そんな中で、社会の役に立てない私は『ゴミと変わらない』と感じることもありました。

でも、生ごみは微生物によって土に還る尊い存在です。人間もまた、命が尽きれば土に還ります。
この目に見えない尊い自然の循環を、スピリチュアルと呼ぶのかもしれません。

土に触れると、この不思議な仕組みを身体で感じ、神秘のような癒しを感じます。
この『土の癒し』はアーシングとも呼ばれています。

ニュージーランド人は、裸足でどこでも歩き回ります。アーシングが細胞レベルで組み込まれているのかもしれません。

【Kia ZERO】促進事業はじめます。

私が日本生まれの生ごみ分解機「キエーロ」に惹かれたのは、このアーシングの癒しを感じたからかもしれません。

特に、都会育ちで普段から土に触れる機会がない韓国人の友人が、私の家でキエーロを使い、「生ごみが土に還る」体験をしたとき、彼女もまた、その魅力にすっかり虜になっていました。

私は今、このキエーロをニュージーランドに紹介する事業を計画しています。
現地でも受け入れられやすいように【Kia ZERO】と名付けました。
Kiaはマオリ語で「〜になる」、つまり「ゼロになる」。ゼロ・ウェイストを目指すという意味を込めています。

これまで、壮大なパーマカルチャーの理念を言葉で伝えるのはとても難しく、どうやったら多くの人に届くのか模索してきました。
その答えとして私が選んだ手段は「動画」でしたが、制作は骨の折れる作業で、いつしか土に触れるよりもPCに触れる時間のほうが長くなってしまっていました。

そして、やっとの思いで遠回りに終止符を打ち、自分の本当の居場所――『土のある暮らし』に戻ったときに気づいたのです。

「土に触れること」こそが、誰にでもわかりやすいパーマカルチャーなのだと。

キエーロは、その目に見えない自然の仕組みを『見える形』にしてくれます。
この日本生まれの技術を広めることで、日本人の知恵が再び評価され、微生物という小さな存在に立ち返りながら、地球環境の改善にもつながるはずです。

さぁ、【Kia ZERO】計画始めます!

応援ありがとうございます!