24時間移動の疲れにより、成田からのエクスプレスで眠ってしまい、雪を見そびれてしまった娘たちでしたが、
実家の最寄駅にも雪が残っていました。⛄️
夫が仕事を辞めて1か月後に日本に来る前に、公的手続きなどは終えて日本縦断に備えたい。
私が日本帰国をする目的の1つは、「公的手続き」があります。
日本の公的手続きは、それはそれは時間が掛かかるものです。
ー予定している手続きー
- 自動車免許証の書き換え
- 住民票、国民健康保険など、お役所手続き
- 実家のWifi接続、ポケットWifi購入
- 日本のスマホ購入
- レンタカー、駐車場を借りる
- 夫のビザについて
1つ1つ解説しましょう。
自動車免許書き換えに必要な手続き
自動車免許証の書き換えは、7年も日本に帰国していないので、とっくに書き換え期限が過ぎています。
でも、3年以内なら簡単に再交付(失効後の再取得)してくれます。
ただし、相当の理由が認められた場合です。
「海外に住んでいる」というのは、理由に当たるので問題なしです。
手続きですが、住民票が必要なので、市役所で住民票を入れるところからスタート。
市役所の手続きには、とても時間が掛かりました。待ち時間がが長過ぎる…
住民票を入れた後、その手続きの完了を待って、国民健康保険や児童手当などの手続きに入るのですが、
待てど暮らせど、声が掛からない…1時間以上待ちました。
娘を連れていたので申し訳なかったです。
次の日、住民票を取って、免許センターへ。
ここでも待たされる….
書類確認を、1人1人丁寧にされていました。

なんで、パッパとできないの?日本。
ちなみに、ニュージーランドの免許証の書き換えは、30分もあれば簡単に終わります。
意外だったのが、支払いが現金NGでクレジットカードのみだったこと!私はカードを持っているので助かりました。
以前は「現金のみ」だったのが困りましたが、逆に今はクレジットカードのみ…両方設置という選択肢はなかったのか?
ちなみに印鑑は必要ありませんでした。
過去には印鑑を忘れて、1時間掛けて家に戻ったこともありました。
「再交付」の場合は、1時間の講習を受けることになります。
これもまた、以前「再交付」の講習を受けたときとは、雰囲気が違いました。
7年前は、再交付者は交通事故など罪を犯した人たちと同じクラスで講習を受ける、いわば犯罪者扱い、神妙な趣で廊下に1列に並ばされて、監督の後を行進させられているかのように教室に入らされました。ここは牢屋か?みたいな…
今回は、なんだか雰囲気が違ってフレンドリーなおじさん担当者でした。
犯罪者もとい再交付者は、日本語の読めない外国人ばかりでした。
係の方(看守)は、日本語があやふやな外国人に時間を掛けて説明する必要がありました。
それで時間が掛かるのね…😮💨
外国人が、このフレンドリーな雰囲気を作り出していたのかもしれません。
急いでスマホを買う
実は、自動車免許証の書き換えの間、娘たちには最寄駅のマクドナルドでお昼を食べながら、ホームスクールをしてもらっていました。(まだ、実家にWIFIがないので、ホームスクールができなかったのです。)
そこで、娘たちに連絡を取ろうと、スマホの電源を入れたところ、ピンピンピンピンと、今まで溜まっていた通知が鳴り響き、スマホのデータが一瞬で無くなってしまいました。
まだ、ニュージーランドから持ってきたスマホだったので、データが高額です!
しかも、受けた通知はほとんどLINEに登録してあった無料講座などの催促通知ばかり…
「これはいかん!」と思い、慌てて帰りの駅のデパートでスマホ購入をすることに。
色々と手続きにつまづく毎日で疲れ果てていて「もう考えたくない」という思いがあり、
そのときに通りがかったauのセール。iPhone14が月99円
当時、私が使っていたスマホは、サポート切れのiphone7だったので、買い替えが必要でした。
とは言え、このセールは、1年間のみで2年後は値段が上がって、返却すると無料…複雑なルールです。
「まぁ、そのときになったら考えよう…」と契約することにしました。☜もぅいい加減疲れているから頭が回らない
この考え無しの選択が、大変なことに…
私と高校生の娘と2台の契約に2時間拘束状態。
あとで友人に聞くところによると、お店で契約すると2時間ぐらい掛かるよ。と。
時計を見ると、6PM。うぅぅお腹が空いたよぅ…
なんで、スマホの契約に2時間も掛かるんですかぁぁぁ???日本
Wifi接続いろいろ
スマホを持っていない両親は、Wifiの必要はありません。私たちが一緒に住む間だけ必要です。
子供達のホームスクールが既に始まっていたので、速攻Wifi接続が必要でした。
据え置きルーター… 家庭用、父のデスクトップに繋ぐ
eSIM… スマホ用「物理的なSIMカード」ではない。ネットでデータを購入してQRコードをスキャン
ポケットWifi
ポケットWifiは、旅行中に必要になるので、とりあえず1つは用意しておきたい。
私たちが選んだのがこれ365チャージ
決め手になったのは、「1年間使える」「返却不要」「月額ではなく、使った分だけ払う」
データが無くなったらデータを買い足します。
我が家の娘たちは、ネットゲームをするので、ポケットWifiのデータでは容量が足りな過ぎましたが、
夫はニュージーランドのスマホを使用するので、ポケットWifiは常に携帯する必要がありました。
据え置きルーター
WiFi接続なんて、パスワードを入れればいいだけ。
とタカを括っていたのですが、甘過ぎた!
まず、実家のパソコンにつながっているルーターが古くて、WiFiが付いていない。買い替えが必要でした。
ところが、今度はPC側が古くて、ケーブルのソケットが合わない。お店に戻って買ってきました。
娘たちのPCも、ニュージーランド仕様なので、ソケットの形が違います。
日本のものに転換するソケットが必要でしたが、お店には置いてありません…
外国で日本のものを転換するものはあっても、外国のものを日本に転換するものは品薄でした。
他の国の形は見つかりましたが、ニュージーランドなんてマイナーな国からPCを持ってくる人など居ないのでしょう…
これを探すのに、いくつかのお店を周り苦労しました。

ニュージーランドから日本 こっちが必要なのに

ニュージーランドで使う日本からの転換 これはお店にありました。
eSIM
当時、「eSIMが良いらいい」とは聞いていましたが、私にはなんのことか分からず、電気量販店にて、eSIMを探しに行きました。
すると、「3か月以上滞在する証明(つまりビザ)がないと売れません」と言われてしまいました。
実は、eSIMはネットで買うのが一般的。ネット購入して、コードを入力したら即日開通します。
しかし、ネットでも1年使えるものはないようです。もしかしたら、海外のサイトにはあるのかも?
レンタカー契約
色々な手続きに思いの外時間が掛かったことと、娘たちの難しいホームスクールのシステムの理解に苦しみ、もたついたことで、レンタカーのことを考える時間が取れませんでした。
私の自動車免許証があればとりあえず問題ないことと、駐車場も近くで借りられそうなので、
夫が来てから考えることにしました。
とりあえず、桜が咲く頃に出発したい
夫のビザについて
外国人の夫が日本に長期滞在する場合、配偶者ビザの取得が考えられますが、これが意外と厄介でした。
配偶者ビザを取るには、日本に住んでいる日本人の配偶者が「スポンサー」になる必要があります。
でも私たちはニュージーランドに住んでいます。
ということで、日本で手続きをしようということになりました。
しかし、調べてみると、さらに複雑を極めている必要書類。
その1つが「外国人登録証明書」(現在は在留カード)
これを取得する上で必要になるのが、住民票もしくはマイナンバー。納税証明、就労証明、収入証明 etc.
就労できるビザが無ければ3か月以上住むことはできないし、お仕事も探すことはできません。
そのビザ申請をするために必要な外国人登録証明…
ビザが必要→外国人登録が必要→住民票が必要
(住民票は、外国人には発行されません。それと同等なのが、外国人登録になります。)
矛盾に次ぐ矛盾という堂々巡り…

なのに、中国人はすんなりビザが取れていますよね? どうやってるのですかね??
そもそも、配偶者ビザを取得しても、日本で仕事を見つけたり、何年も住んだりという覚悟が必要。
旅行をしている場合ではなく、今の私たちには難しい。
無理に進めず、本当に必要になったときに、ちゃんと準備して申請することにしました。
夫は3か月に1回、家のメンテナンスがてらニュージーランドに戻ります。
※この手続きは、2024年当時です。ブログを書くに当たって入館管理局のWebサイトを確認すると、外国人登録が申請時に必要な書類ではなくなっていました。
外国人の入国が簡単になってることは、私たちには都合が良いですが、日本人の視点からすると、「ちょっとどうなってるの?」と心配です。
実家に戻った日
とりあえずの住まいは実家の埼玉です。
7年も顔を合わすことができなかった両親がどんなに歓迎してくれるかと心待ちにしていたものの…
ピンポーン
誰も迎えてくれない。駅から「いま帰る」と電話したのに。
ピンポーン
鍵は開いている。だが、なんだこの空気感?妙に暗いし、部屋は雑多だし。
「2人とも大丈夫かなぁ…?」
孫2人も大きなスーツケースを抱えて不安そうです。
私だけ玄関を上がり、2階に上がってみると、2人ともいました。
「あっおかえり〜」「帰ってきたの〜」
まるで学校から帰ってきた娘を迎えるかのような普通の会話。
そんな両親の相変わらずな姿を確認すると、私はニュージーランドに住んでいることの方が不思議な気がして、
ずっと、ここに住んでいたような感覚に陥りました。
この感覚は、ニュージーランドに戻るまで1年間ずっと続きました。