ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!
日本生まれの 生ごみ分解機『キエーロ」』にインスパイアされてニュージーランドの小さな町ワンガヌイで誕生した【Kia ZERO】の販売とゼロ•ウェイストに取り組んでいます。
ニュージーランドでは、生ごみは一般ゴミと一緒に埋め立てられます。生ごみを回収する地域もありますが、ここワンガヌイ市では行政による生ごみ回収案が見送られました。
今、家庭で生ごみを処理することが課題になっています。
そこで、私がおすすめしたいのが、日本生まれのキエーロ。
ニュージーランドの人々に親しみやすいように、【Kia ZERO】と名前を変えて、普及したいと考えています。
商品を売る法則「HARMの法則」とは?
最近、商品を売る法則「HARMの法則」というものを知りました。
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H=Health(健康)
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A=Ambition(夢・自己実現)
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R=Relation(人間関係)
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M=Money(お金)
人が行動するときには、この4つのどれかが関係している。
逆に、どれにも当てはまらなければ、商品や活動は広がらない。

【Kia ZERO】は1つもハマってない気がするよ?
…では、このHARMの法則に【Kia ZERO】を当てはめてみましょう。
Health(健康)
生ごみを土に還す【Kia ZERO】は、自然の力を使って生ごみを分解する簡単な仕組みでできています。
箱の中に、太陽と風と土を作り、微生物の働きを、目で見て感じることができる、生命の宿った箱なんです。
【Kia ZERO】の中で起こっているのは、地球そのものの営みです。『土に還る』ということは、生命が生きているということにつながります。

まさに、健康そのものです。
Ambition(夢・自己実現)
土を触り、目で見て、匂いを嗅いで、自然の循環が確かめられる体験をすることは、持続可能な暮らしへの第一歩です。
各家庭で生ごみをゼロにできたら、社会全体のゴミも減らせる。パーマカルチャーの原則の1つである「ゴミを出さない暮らし」を実現できます。
それが私の夢であり、街のコミュニティーに、さらにはニュージーランド全域に展開したいと考えています。

夢、自己実現も入っている〜
Relation(人間関係)
【Kia ZERO】は、単なる生ごみ処理の仕組みではありません。
学校や幼稚園、地域のコミュニティに導入すれば、環境教育や地域交流のきっかけになります。
また、DIYの特性を活かして「作れる人が作れない人をサポートする」、そんな仕組みをつくれば、世代や立場を超えたつながりも生まれます。
さらに、不登校や障害を持つ方の「仕事の自給」にもつながる可能性があり、【Kia ZERO】には、様々な可能性が秘められています。

夢がどんどん膨らみます!
Money(お金)
パーマカルチャーの働き方はお金を稼ぐのが目的ではありません。
自分の暮らしの中で循環が生まれれば、自然とお金もついてくる。
…はい、理想です。
現実は、(先日も言いましたが)なんとか税金を捻出しなければなりません。
私は、パーマカルチャーを学んでから、ずっと地球に優しい働き方がしたいと模索していました。
お金を稼ぐのが目的ではない。でも、お金は必要。その矛盾を解決するパーマカルチャー的な働き方はなんだろう…と。
試行錯誤の末、やっとの思いでたどり着いたパーマカルチャーな仕事━━
それが、【Kia ZERO】です。
【Kia ZERO】を正しく使用することで、自然の仕組みを理解し、土を汚さないことを学ぶ。
私がそうだったように、現代の様々な問題を考えるきっかけになることでしょう。
今、わたしはこのビジネスをなんとしても起動に乗せるために、様々な慣れない作業や、少しばかりの挑戦に挑み、パーマカルチャリストらしく1つ1つ問題解決をしています。
終わりに
こうしてみると、【Kia ZERO】はHARMのすべてに繋がっていました。
ただの「生ごみ処理箱」ではなく、健康・夢・つながり・お金――
その全部を満たしてくれる箱でした。
最初は「できない」と思っても、ひとつひとつをよく確認してみると、案外、否定する必要はないものだと気づくものです。
今、わたしはこのビジネスをなんとしても起動に乗せるために、様々な慣れない作業や、少しばかりの挑戦に挑み、一つ一つ解決しています。

一緒に活動してくれる仲間募集です!