ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!
私が所属している「仕事の自給講座」の52ステップ最後のNo.52をクリアするべく、石鹸作りワークショップを開催しました。結果は大成功!
無料ならとりあえず何でもできるけれど、有料となると「何をやったらいいのやら…」となかなかアイデアが思い浮かばない日々が続いていました。
そんな苦手意識のある「人様からお金をいただくこと」というマインドブロックを、どう乗り越えたのか?レポートです。
初めての挑戦と英語開催
石鹸講座と決めたものの、実は私自身も石鹸を作ったことはありません。ずっと作りたいとは思っていたのですが、なかなか機会に恵まれず。
「自分がEco石鹸を作りたい」という理由で、講座にしてみようと思いました。
参加してくれたのは、日本人とインドネシア人の友人2人。
声をかけてから気づいたのですが、この組み合わせだと必然的に英語での開催になります。
これからキエーロをニュージーランドで普及させるためにも「エイゴデキナイ」とは言っていられません。そこで友人に練習台になってもらうことにしました。
キエーロとは?
猛勉強と教材づくり
石鹸作りの材料や工程には、意外と専門的な英単語がたくさんあります。
Saponification(鹸化)なんて、日本語でもなじみがありません。石鹸作りはまさに「科学」なのです。
不安になった私は、ちょうどネットで見つけたオンライン通販の1ドルセールで石鹸作りの教材を購入し、必死に内容を叩き込みました。
調べるうちに「石鹸作りは危ない、猛毒を扱う」と知り、一瞬心が折れそうに……。
でも、誘ってしまったからには事故のないよう、開催に向けて猛勉強しました。
さらに役に立ったのがGoogle Notebook LM。以前、講座仲間の1人が紹介していたツールが気になっていました。
このAIツールは、URLやドキュメントを入れるだけで情報を1つにまとめ、音声や動画まで作ってくれます。画期的なのが、多言語のデータを取り込んでも、自分の選んだ言語に出力してくれるのです。ありがたすぎる〜しかも無料〜
その簡単に出来上がった動画を見て「これは講座にも使えそう」と思いました。
実は先日、年配の方から私のジャパニーズアクセントが気になると指摘されました。先にネイティブアクセントの動画で石鹸作りの流れを理解してもらえれば、次に説明する私のクセのある英語でも聞き取りやすくなるかも?という作戦です。
当日の雰囲気と学び
前日見たYouTube占いで「お腹の調子に注意」と出ていたので、普段は気にしない占いの言葉ですが、しっかり聞いて体調管理も万全に整えました。歳を取ると、より体調の良し悪しが、その日のコンディションを左右しますからね。
当日は、普段のお茶会のような雰囲気で友人たちがやってきました。
友人とはいえ、お金をいただく以上「来てよかった」と思っていただける講座にしたい。
自分にしかできない魅力的な講座をアイデアに盛り込みました。
まず昼食には、手作りのパンプキンスープとサワードゥブレッドをご用意。
このサワードゥブレッドのスターターは、今回来てくれた友人から譲り受け、何度も失敗しながら育てたものです。
ニュージーランドのワークショップやミーティングは、お茶菓子や飲み物もしっかり出ることが多いのです。開催者は足を運んできてくれたゲストにリラックスしてもらえるように、雰囲気づくりにも気を使います。
お腹が満たされれば、たとえ石鹸が失敗しても満足していただけるはず!
とはいえ、お代は5ドル(約500円)なので、値段的には赤字です。
だからこそ、ここで終わらせずに次につなげなければ!という思いです。
結果、石鹸作りは2人に見守られながら、無事に事故なく終えることができました。
自分オリジナルの魅力的な講座を作る
今回のワークショップは、自分にとって“練習の有料講座”でもあり、「次につなげる要素は何か」を考える機会でもありました。
思いがけず友人たちが我が家の庭の花でデコレーションを始め、講座に新しい楽しみ方が生まれました。
花びらをそのまま使うデコは見た目の華やかさとは裏腹に、シンクが詰まる可能性もあるので私はあまり賛成ではないのですが、楽しんでもらうためのアイデアとして面白い発見でした。
我が家のパーマカルチャーな庭を散策してもらうのも、メニューに盛り込めそうです。
そして石鹸作りの後片付け中、油を使った道具なので、ギトギトの水をシンクには流したくない状態に…。
そんな悩みを解決するのが、何を隠そうキエーロです。
自然とキエーロの説明をして、ミニ キエーロワークショップも同時開催できました!
遊暮働学講座
さらに、私のブログテーマでもある「遊暮働学」についても紹介しました。
遊 (Yu / Play): Enjoyment, creativity, joy in daily life.
暮 (Bo / Live): Living simply, mindfully, close to nature.
働 (Do / Work): Meaningful work that supports life, not just for money.
学 (Gaku / Learn): Continuous learning from experience, people, and the environment.
Together, it means: ‘Play, Live, Work, and Learn as one flow of life.
「遊び、暮らし、働く、学ぶ」が縁でつながり循環する、それが遊暮働学です。
(と勝手に解釈してみる)
この言葉を作った私の講師・三栗祐己さんが、海外受講の生徒である私1人のために、なんと!
来月ニュージーランドまで来てくれることになりました〜。
すっ、すごいですよね!
遠路はるばる、しかも北海道から、ニュージーランドまで〜✈️(しかも、オークランドから乗り換えてワンガヌイまで〜✈️)
それまでの1ヶ月の取り組みで、何か形にしてお見せできたらと思います!
講座仲間のようこさんのブログもおすすめです。
Google Notebookについて初心者に優しく書かれているのでチェックしてみてください!
パソコン初心者さんや「今さら聞けない…」とお悩みの方にぴったりですよ♪