ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!
毎週火曜日は、本田健さんの『ハッピーライティングマラソン』のお題にチャレンジしています!
今回のお題は、「これまでで一番うまくいった引き寄せ体験は?」です。
高校受験一本勝負
振り返ると、私の人生は偶然の連続です。
中学時代は、金八先生や学園もの熱血ドラマが多く、中学三年生15歳といえば思春期の真っ只中。恋に受験に一喜一憂する生徒たち。
ですが、私は真面目で意固地、可愛くない青春時代…もっと、みんなの様に楽に遊んで生きたらよかったのになぁと今なら笑えます。
その時の私の「引き寄せ」エピソードが高校受験。
周りは『滑り止め』の私立高校を何校か受験していましたが、私は公立1本勝負。
担任の先生はきっとヒヤヒヤしていたと思います。
でも当の私は、「落ちても第二募集や専門学校、あるいは就職でもいいや」という覚悟でした。
そんな気持ちでいられたのは、父の存在があったからです。
父は中学までしか教育を受けていませんでしたが、「金の卵」と呼ばれ、一生懸命働いて家まで建てたことを誇りにしていました。
だから私は、もし中卒になっても立派に生きていける。
そう思える安心感がありました。
とはいえ、高校受験には挑みます。
その頃、私は中学から始めた吹奏楽の打楽器の練習に打ち込んでいました。「高校は絶対吹奏楽部」と決めていました。その年の、地元の高校の定期演奏会は素晴らしい演奏で、アンコールが鳴り止まない程でした。
そのステージを鑑賞していた私は、胸の奥で強く思いました。
「私も、このステージで演奏したい。」
その思いが通じたのか、晴れて高校に合格。
高校3年間は憧れの吹奏楽部で練習に明け暮れ、そして、あの時の先輩たちと同じように、
大喝采に包まれた定期演奏会のステージで、高校生活を締めくくることができました。
好きを選ぶ
私の専攻は商業で、商業科の生徒たちの就職先は、公務員または銀行員、女子なら雑居ビルのOL(言わずもがなオフィスレディー)というのがお決まりのパターンでした。
私は、学校で取れるだけの資格を色々と習得したとはいえ、OL(今は死語?)なんて絶対ムリ!上司に対する敬語やお世辞、電話の受け答え、お茶汲み…想像しただけで、人生お先真っ暗…
社会の常識に自分を納得させるのは、無理でした。(笑)
そこで、大好きなチョコレートを毎日食べたいという理由で、お菓子工場の生産ラインに就職希望しました。
恩師には「せっかくの資格の数々がもったいない」と呆れられましたが、私は
「後悔しません!」と断言。
恩師もドキッとしたそうです(笑)
ニュージーランド、最高の引き寄せ
高校卒業後、「大学には行かなくても、英語が話せたらかっこいいな」と思って英語の勉強を始めました。
英語を始めたら、自然と留学も気になるもの。何気に情報誌を見ると、みんなはイギリスやアメリカばかり。ニュージーランドは情報誌の最後の数ページだけ。
でも、逆に気になる…。家の地球儀でニュージーランドを探してみましたが、どこにもありません。ひっくり返すと南極に近い南半球。季節も逆だし、なんだかワクワクしました。
その当時、インターネットが世間に普及し始め、ネットを通じて海外の人々とコミュニケーションが取れる未知の世界にワクワクしていました。
初めて、私が外国人に会った5歳ぐらいの時は、異国の言葉と顔つきに怖くて泣いていたのに…(笑)
30歳手前、勤続10年の節目に退職し、ワーキングホリデーを使ってニュージーランドへ渡りました。
そこで出会ったのが、夫とその家族です。
日本から来た私の感性を、面白がってくれる彼らと過ごすうちに、「こうあるべき」とという常識から解放されていきました。
私を娘の様に可愛がってくれたお義母さんとの出会いは、私の人生で1番の引き寄せだったかもしれません。
それまで、自分の母との関係で悩むこともありましたが、母とお義母さんとの共通点を見出すうちに、特殊だと思っていた母の不可解な行動も「面白い」と思う様になりました。
次のステージへ
振り返ると、「引き寄せ」とは奇跡でも偶然でもなく、
ただ、自分の直感に従って選んできた道の連続だったんだな、と思います。
小さな直感――「好きなことを選ぶ」という行動が、やがて未来の大きな引き寄せにつながっていく。
その時の選択は、ときに周りに理解されないかもしれないけれど、後から振り返ると人生の大切な意味を持っていました。
私は今、とても幸せです。
だからこそ、今度は私が恩返しをする番だと思うのです。
厳しい時代を生き、今も父の面倒を見ながら自分らしい生き方を選べなかった母。
娘である私に対して、「自分だけ良い思いして…」と嫌味を言われたこともありました。
それでも、そんな母が、いつかひとりになったときのことを思うと、やっぱり心配になるのです。
だから、次の目標は「二拠点生活」
やがて訪れる、「別れ」の前に、いま一度「引き寄せ」を信じて、歩みを止めずにコツコツと進んでいきます。
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