ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、マーシャルまりこです!
毎週火曜日は、本田健さんの『ハッピーライティングマラソン』のお題にチャレンジしています!
第5週目のお題は、
「あなたは子供のころ、どんな本を読んで、 何を感じましたか?」です!
私が小学校の頃ハマった本は、「小公女」です。
小公女フランシス・ホジソン・バーネット原作
主人公の女の子、セーラは裕福な家庭に生まれ、お金持ちが通う学校の寮に入って過ごします。しばらくして、父の事業が失敗し、天涯孤独の身になってしまいます。悲しみの中セーラは、寮の片隅に移され、今までの様に教室で勉強をすることを許されず、住み込みの手伝いをしなければなりませんでした。しかしセーラは、幸せだった頃の気品と心の優しさを忘れず、同僚にいじめられながらも、持ち前の想像力によって辛い毎日を楽しい空想に変えて過ごしました。
最終的には、セーラの父親に世話になったという友人が、セーラを見つけ出し、その不幸な状況から救ってくれるというお話です。
アニメ「小公女セーラ」がTVで放映されていたこともありましたが、我が家では父にTVチェンネル権があったので、アニメ版は見たことがありません。
もしかしたら、TV放送がきっかけで、図書館のおすすめの棚にあったのかもしれません。
何がきっかけで、その本を手に取ったのか覚えていませんが、「小公女」を読み終えて感動したのでしょう。その後、他の出版社からの「小公女」を見つけるたびに手に取り、読み耽っていました。同じお話なのに、少しストーリーが違う部分を見つけるのが好きでした。
この頃は、「貧乏から一転して、裕福な暮らしになる」という話が多かったように思います。
「赤毛のアン」や「キャンディキャンディ」も大好きでした。
どちらのキャラクターも、想像力旺盛な女の子ですね。
私も幼少期は自分の欲求を我慢することが多かったので、きっと「いつか王子様が救ってくれる」と夢を見ていたのでしょう。
辛いことがあると、魔法使いになって、空を自由に飛び回り、スカッと気分が晴れたり、
学校集会では、忍者の様に優雅に天井高く飛び上がることを想像して、先生の話を聞いていないこともしばしばでした。
今の子供達、私の娘たちは、「欲しい」と言えば親が買い与えてあげられますし、子供の悩みを大人が理解しようとしてくれます。
私たちが子供の頃は、子供の人権は低かったのです。
「子供は大人のいうことを聞いていればよろしい」
逃げ場は、空想の中。
私は空想ばかりしていたから、現実と夢と過去の記憶がごちゃ混ぜになっている様な子供だったなぁと思います。
そんなもんで、大人になった今でも、あまり悩まない性格なのかもしれません。(笑)
☟こちらの小公女は、中古でもお値段が張ると思ったら、かの有名な川端康成 翻訳だそうです。
昔言葉で翻訳されているのが興味深い一冊です。