ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!
私たち、ニュージーランド家族は2024年、1年掛けて日本縦断をしました。
実家に戻った日
家族で日本帰国し、とりあえずの住まいは私の実家の埼玉です。
コロナ禍があり、ニュージーランドは国境が閉じ、3年も海外から遮断されました。
私と両親は、国を隔てて7年も顔を合わすことができませんでした。両親はスマホもなく、LINEやメッセンジャーの使い方もわかりません。伝達手段は、国際電話とEメール。顔を見ながらというわけにはいきません。
7年ぶりの日本。両親がどんなに歓迎してくれるかと私も娘たちも心待ちにしていたものの…
ピンポーン
誰も迎えてくれない。駅から「いま帰るよ!」と電話したのに。
ピンポーン
鍵は開いている。だが、なんだこの空気感?妙に暗いし、部屋は雑多だし。
「2人とも大丈夫かなぁ…?」
娘2人も大きなスーツケースを抱えて不安そうです。
私だけ玄関を上がり、2階に上がってみると、2人ともいました。
「あっおかえり〜」「帰ってきたの〜」
なんて、まるで学校から帰ってきた娘を迎えるかのような普通の挨拶。
気が抜けました。
そんな両親の相変わらずな姿を確認すると、私は、ニュージーランドに住んでいることの方が不思議な気分になりました。
なんだかずっと、両親と一緒にここに住んでいたような…不思議な感覚に陥りました。
この不思議な感覚は、私たちがニュージーランドに戻るまでの1年間ずっと続きました。

