物事の仕組みを知るということ

日常のこと

「アホな大人が多すぎる。物事の仕組みを分かっていない」

友人が嘆いていました。

一生懸命伝えても伝わらないもどかしさ。

自分の頭の中ではハッキリと見えるのに、相手に言葉だけで伝えるのは難しい。

そんな事ありますよね。

即興で、お話だけで相手に分かってもらうのは困難な事なんですよね。

私もブログを書きながら、何回も読んで修正しているにも関わらず、

後から読むと、文法があべこべになっていたりして、おかしな文章になっているぐらいですから、

伝えるって難しいですよね。


ところで、今日はこんな事がありました。

リサイクルにおもちゃを持っていくので、不用品をまとめていました。

「おもちゃを捨てる」=子供が成長したので使わなくなった

母としては、幼くて可愛かった娘と一緒に遊んでいたおもちゃを手放すのは、

成長とはいえ、ちょっぴり寂しいものです。

余談ですが、トーイ•ストーリー3の最後は、
青年になった主人公のアンディが親友の人形ウッディを近所の小さい女の子に譲るシーンがあるのですが、
私は人形との別れが悲しすぎて、2度と見られない映画となりました。

おもちゃを振り分けていると、懐かしいおもちゃが出てきました。

ちょっとした仕掛けがあって、スイッチを入れるとジジジジ….ポン!と上に乗っているピースが飛び出す!!

娘が小さい時には、キャッキャッと遊んでいた懐かしいおもちゃ。

今は、「なんでこんなのが楽しかったんだ?」っていう

子供騙しなおもちゃ。

とても愛着がありますが、ピースが足りないので処分することにしました。😢

なんですが…

捨てる前に、ネジを開けて仕掛けを見てみよう…と思ったのです。

そしたら、蓋で収まっていたバネがポン!と飛んで、壊れちゃった。

「壊れたものは直せるが、壊れてないものは直らない。つまり蓋を開けるな。」by夫

もともと捨てるつもりだったのでいいのですが、

仕組みがどうなっているのか分からなくなっちゃったので、ちょっと残念。

ゼンマイ仕掛けの配置が可愛い

捨てていいいよーと言ったのに、

DIY得意な夫がくっつけて、ゼンマイ仕掛けを直していた。

捨てるものだったのに、壊れていないものを壊して、わざわざ直して、そして捨てる

という無駄な作業を見て

「そんな事して、30分は無駄にしたな」

と、先ほどの友人。

私は、そこでハッとしました。

手間暇かけても、仕組みが知りたかった。

これって、「仕組みが分からない大人が多い」に繋がるんじゃない?

お金を出して、簡単に物を買ってしまう現代人。

昔の人は、それを手作業で作っていた。

無駄な時間だったのではなく、「有益な知識を得たんだ」と夫。

パーマカルチャーですね!

この法則は、おもちゃだろうが、人間の構図だろうが同じ。

「観察する」「考える」「調べる」

「考える」って、大人になったから出来るようになるのではなくて、

子供の頃からの習慣なのかも。

子供のうちは、ゆっくりとした時間を掛けて、じっくり考える事が必要なのでは無いだろうか。

今の世の中、時間が過ぎるのが早すぎて、

「早く!」「時間だよ!」と急がされる子供達。

大人の都合で振り回される子供達。

時間通りに動くのが常識な日本。しかも、5分前行動。

大人の礼儀は、子供達の成長にはとてもストレスなんじゃないだろうか?

なんてことを考えた、片付けタイムでした。