6月、ニュージーランドは冬。
冬といえど、雪が降らないここワンガヌイ市では、今がそら豆の種まきの時期です。
そら豆は、種自体が大きいので、力強く生育し、メクジや鳥の攻撃にも負けず、
ほとんど手を加えなくても簡単に成長して花が咲き、実がなるので、家庭菜園初心者にも始めやすいお手軽な植物です。
そら豆は、まだ若くて青い実の時は、枝豆のような瑞々しさと、味に少々クセがあるかなと思います。
私は、それが美味しい〜と味わっているのですが、家族には不評です。
まぁ 私も子供の時は食べられなかったので、わかります。
若い豆は、少し青臭いかもしれませんが、もっと大きくなってから収穫すると、豆に黒い線が現れます。茹でると、少し芋っぽくホクホクになって美味しいのです!
しかし、それでも我が家には不評です。(泣)
そんな我が家には、不評なそら豆ですが、
「家族に対して嫌味か?」というぐらいに、たくさん植えます。
なぜなら、それは嫌味ではなく、我が家の砂地の土壌改善に役立つからです。
この簡単に育つ、そら豆くんの根っこには、根粒菌と呼ばれる植物に栄養を与える菌が棲みつきます。この菌は、そら豆ではなくとも、植物でも雑草でも自然に棲みつきます。
じゃぁ、なんでそら豆なの?と言うと、簡単に育つから〜と言うのが大きな理由の1つ。
そして、収穫後の茎や葉や、豆の鞘などは、砕いて土に漉き込むことで、(そのまま土の上に放置でも良し)土に栄養を与えてくれます。
化学肥料を入れなくても、自然の力で土の改善をしてくれるし、お金も掛からない!
そして、簡単で美味しい!
そら豆の種まきは、私の冬のルーティンになっています。

新聞で土を覆うことで、周りの雑草を抑えます。

今は、これぐらい
たくさん豆が成りすぎても、食べきれない分は、売りに出せばいい〜
「お金の自給」も考えております。

以前、一袋3ドル(250円ぐらい)で売ったら簡単に売れすぎました
寒い冬の間に力を溜めたそら豆は、春になると背の高さほどに成長します。
暖かくなると急に成長して、気がついたら太りすぎてしまった豆は、次のシーズンの種にできるので、慌てて全部収穫しなくても大丈夫です。シーズンが終わって乾燥するまで茎に残したまま放置しておきます。
そして、新たに私がチャレンジしてみたいのは、そら豆で味噌作り。
基本の大豆味噌も作ったことがない私ですが、ニュージーランドでは、大豆は手に入りにくいので、(麹もですが)
自宅の庭でできた そら豆でお味噌ができたら、それこそ自給自足ですね!
味噌にするなら、さらに種を大量にまかないといけません!
庭全部をそら豆畑にするぐらい、植えたいな〜なんて思いますが、
さすがに、砂の上では生育不良でしょうから、ある程度は土を改善させてから、植えることになります。そうすると、めちゃくちゃ時間と労力が掛かります。
スピードアップして、土を購入するなら、ショベルカー1杯分の土で¥5,000-¥8,000しますので、味噌作りのために、どれくらいの費用が必要なんだ???と言うことになります。
ずっと気になっている、菌ちゃん農法も試してみたいです!
誰かと一緒にやってみたいな〜