ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!
私の住むワンガヌイ市に、キエーロを普及させたい【Kia ZERO】計画。
日本生まれのキエーロとの出会い
ところで、『キエーロってなに?』って思いますよね。
始まりは、神奈川・葉山市で環境問題に関心があった考案者の松本信夫さん、恵里子さんご夫妻が開発しました。
『必要なものは、土だけ。土に穴を掘り、生ごみを入れ良くかき混ぜ、乾いた土をかぶせる』
『土の中の微生物が分解する』という自然の仕組みを使ったキエーロ。
そのユニークな名前は、『生ごみが消える』という意味からキエーロになりました。
パーマカルチャリストにとっても、魅力的な生ごみ処理機なんです。
詳しくはキエーロオフィシャルサイトへ
我が家のキエーロ
我が家のキエーロはかれこれ3年?4年?ほど使っています。
恥ずかしながら、動画も作っております。キエーロの使い方
私が動画編集の勉強をする以前に作った素人時代の作品です。
我が家のキーエロ生活の始まりは、私のお気に入りのガーデン系YouTuberさん(海外)の動画の中に、キエーロのようなコンポストの箱が映し出されて「面白い〜」と思ったのがきっかけでした。
その後すぐ、キエーロ考案者の松本ご夫妻の情報を知って、日本人が考案したものだと知り、断然興味が沸きました!
自然の仕組みを形にした生ごみ分解機

キエーロ見取り図 (葉山市)
こんな感じで、太陽の光を受けて、風の循環で通気性よく、かつ適度な湿度が、キエーロの中の土に住む微生物を活性化させてくれます。
キエーロは、自然の摂理作り沿った、『生きている生ごみ分解機』なんですね。
電気は必要ありませんし、発酵剤などの費用も掛かりません。
キエーロには野菜の切れ端だけではなく、堆肥作りやミミズコンポストには入れられないような、食事の後の残飯、肉や魚、フライパンにこびりついた油やスープなどの液体も、カビを入れてもOK!
生ごみと一緒に捨ててしまっていた食べ物や、捨てる場所に困っていた液体も、微生物が処理してくれるんですよ!
豊かな形が特徴
キエーロを考案した松本夫妻が愛用するのは、外用、底なし、
庭など、土の上に直接置くタイプ(我が家はこのタイプ)

葉山市 (葉山市)
底があって、高さのあるベランダ用は、アパートなど庭がないお宅に人気です。
立ったまま使えるので腰に負担がありません。
手軽に衣装ケースなどで作れる、屋根を乗せるだけの簡易用はお試しでサクッと始められます。
室内用なら、屋根も要りません。(屋根は雨避けに必要になります)

雪おんなの日常 ごみを出さない暮らしをめざす、いつかさんのブログから
キエーロは、基本DIYなので、廃材を使ったり、あるもので作られることが多いようです。
だから、形も様々なんですよね…
う〜ん、どれにしようか、迷っちゃいますね〜
デザインを決めました。理由は?
私が学んでいる仕事の自給講座仲間のごみ仲間、室内キエーロを使用している、いつかちゃんに聞いてみました。☞ 雪おんなの日常
いつかちゃんは、北海道なので寒い時期が長いのが特徴です。外に設置すると、冬は大雪に埋もれてしまいます。
そこで、室内用を自作して使ってみたら、使い勝手がよかったのだそうです。
『ゴミを出さない生活』に取り組まれているいつかさんは、キエーロのお世話もしっかりとされています。
こういうお世話の上手な方の場合は、室内用が使い勝手が良く、とてもおすすめだと思います!
しかし、
簡易用など小さいタイプの物は、やはり生ごみを入れる量が限られてくるので、失敗しやすいようです。失敗とは、腐敗すると言うことです。臭くなります…
簡易用は、試しに体験的に使ってみるぐらいが適当かと思います。
ベランダ用は、庭がないアパート向け。高さがあるので、足腰の弱いお年寄りが立ったまま使えるので、使い勝手が良さそうです。私の街、ワンガヌイは、お年寄りが多いので、このタイプもおすすめしたいです。
しかし、初心者に心配なのは、生ごみが消えることを楽しみすぎて、生ごみの入れすぎに陥ること…小さいタイプの物は、処理能力が限られているので、腐敗が心配です。
やはり、最初は基本から。
外用、じか置きタイプなら、失敗しても外だし、心配が少なさそうです。
ニュージーランドの家は、ほとんど庭付きなので、スペースの確保も心配なさそうです。
次回は、「キエーロ作ってみた!」
お楽しみに〜