菌ちゃん農法 やってみた | ニュージーランドで遊暮働学はじめました。

菌ちゃんの農法チャレンジ

ニュージーランド

ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!

最近は、動画編集のお仕事が止まってしまいました。
これからは、無理に案件獲得のための営業はせずに、「自分の時間を取り戻す」ことに重点を置いて、仕事の自給を目指します!

菌ちゃん農法チャレンジ

今回、ずっと気になっていた『菌ちゃん農法』を「仕事の自給講座」の講座生さんがブログに書いていたので、「私もやらなければ!」となり、取り組み始めました!

菌ちゃん農法は、土の中の菌ちゃん(微生物)に注目した農法です。
化学肥料を使わず、防虫剤も使わない、それなのに虫がつかない。
菌ちゃんが土をふかふかにしてくれて、あま〜い野菜ができるのだそうです。

仕込みはちょっと大変なのですが、一回仕込めば、基本的にずっと何もしなくてもいいそうです。

我が家の庭は砂地なので、常に土(砂)との戦いです。
菌ちゃんが救世主になるかもしれません。

とはいえ、1人ではちょっと作るのが大変なので、簡易バージョンの植木鉢から挑戦です。

木の枝や枯れ葉、使い古した土…ラッキーなことに、我が家に全部材料がありました。

枯れた木の枝と馬糞

いつものように、良かれと思って馬糞を少々入れてみましたが、

本をよく読むと、

動物の糞は「乳酸菌」や「酵母菌」など菌ちゃんとは違う菌が発生します。

菌ちゃん錦糸が伸びにくくなるそうです。あぁやっちまった〜

必要なのは炭素(枯れ葉)、馬糞は窒素が含まれ、菌糸が伸びにくくなるそうです。
また、発酵を促すと言われる「米ぬか」も窒素なので、菌ちゃん先生は米ぬかを入れないそうです。

重しを色々乗せました。

古い土を乗せて、水で浸した枯れ葉を乗せて、また土を乗せて
最後の締めに、空気穴を開けたプラスチックでカバーして、
重しを乗せて2-3ヶ月待ったら土の出来上がりです。
今は7月なので9-10月。ちょうど夏野菜の植え付け時期になります。

イチゴを植えたい

次は、ここ。イチゴを植える予定です。

本来の菌ちゃん農法は、高さ45cm幅170cmが基本。

ここは、高さ30cm幅30cm

菌ちゃん農法とは言えませんが、セオリーをお借りしたいと思います。

木の枝を下に敷いて、枯れ葉を上に乗せて、 馬糞を入れました。

このプラスチックシートは前から使っていたもの。

枯れ葉を水に浸すのを忘れました!が、昨日は大雨だったので大丈夫でしょう。

最後の仕上げに、菌ちゃん農法では、ビニールシートで覆って発酵を促し、
菌ちゃん錦糸が伸びる環境を作ります。

ここで問題になってくるのが、

パーマカルチャリストとしては、ビニールシートはやっぱり極力使いたくない…

菌ちゃん農法では、「破れたら取り替える」と言っています。う〜む。

私も、以前はシートを使っていました。
家にも、その時の残りがあるので、あるものは使うしかない。

と思ったのですが、、、

ゴミを出してしまいました

これは、安いお店の一番安い雑草シート。3年でこの通り。

先日、「ごみの学校」でも習いましたが、

シートがボロボロになり、マイクロチップになって、土に残りますね。

ということで、いつものように自然農で雑草を乗せてみました。

雑草もっこり

ダンボールでも良いかなと思います。濡れたダンボールでもキノコが生えるので、菌ちゃんも活性化するかもしれません。ただ、風に飛ばされるので対処が必要です。

ちなみに、菌ちゃんは、寒いと活性化しません。

う〜ん これから寒くなる…かも。

二酸化炭素排出はどうなの?

菌ちゃん農法では、土の中で分解が起こると二酸化炭素が排出され、土をふかふかにすると言っています。

気候変動問題では、「二酸化炭素の排出量を抑える」ことが重要だと言われていますよね。

菌ちゃん先生は、こう言われています。

土壌の中で菌ちゃんが増える(分解によりCO2が排出されることも伴う)のは、「生命の誕生」ということ。

つまり、「生命の循環」

二酸化炭素排出が悪いということではなく、「CO2の排出は生命の循環」だということです。

そうですよね。CO2は私たちが呼吸することによっても排出されます。

それは、生きているということ。

減らさなければいけないのは、ゴミを燃やすことや、必要のない燃料を燃やすこと。

ここを間違ってはいけませんね。

ゴミの学校の記事もあわせてどうぞ。