「問題こそ解決策」果たしてお米は持ち込めるや否や？
最近、日本では自然農コミュニティーを立ち上げ、興味のある人と一緒に田んぼをやる方々が増えている印象を受けます。しかも、20代の若い方々が精力的に活動をしている姿に嬉しく思います。
暗いニュースが多い中、希望の光ですよね！
彼らの放つエネルギーが、オンライン上でも伝わってきます！
「私も仲間に入りたいな〜」なんて羨ましく思いますが、ここはニュージーランド。
「田んぼを一緒にやろう！」なんてコミュニティなどありません。（2025年 5月現在 私調べ）
農場大国ニュージーランドは、固有の生態系を保護するために、外来種の持ち込みには細心の注意を払っています。
お米の種となると、日本でも素人には入手困難ですし、「ニュージーランドに持ち込むなど不可能でしょう」と、私は決めて掛かっていました。
しかし、本当にそうなのでしょうか？
パーマカルチャーでは「問題こそが解決策」という考え方があります。
「本当にニュージーランドでお米を作ることは不可能なのだろうか？」「調べたら解決策はあるのかな？」
最近、ニュージーランドTech WeekでAIの様々な利用法を聞いていたので、興味本位でChat GPTに聞いてみることにしました。
Chat GPTに聞いてみた。
ニュージーランドでお米を育てるのは可能？
How can I grow rice in New Zealand ? Is it possible?
Yes you can!
プロンプトを間違えました。
そりゃね。ニュージーランドでもお米は育つでしょう。問題は、種の入手が可能か？です。ニュージーランドでどうやって手に入れられるでしょうか？
お米の種をどうやって入手すればいい？
How to get some Rice seeds?
- オーガニック屋さん
- 種の保存団体
- パーマカルチャーグループ
- Facebookやオークションサイト
ChatGPTは情報を間違えることもあります。鵜呑みにしてはいけません。
まぁ、オーガニック屋さんには無いでしょう。ネットで調べてもありませんでした。
ワンガヌイにも種の保存をしている団体がありますが、お米は無いでしょうね。Facebook？「Rice Seed」なんて、ちょっと検索してみましたが、無さそうです。
- アメリカからの輸入
- 殻付きの米から発芽することもあるが
熱処理がされているので発芽は稀少
育つか分からないお米を育てるために、難しい手続きをして輸入なんて、
現実的ではありません。
質問を変えてみました。
ニュージーランドでお米を育てている人はいますか？
Are there any rice growers in NZ?
Yes, there are a few small-scale
and experimental rice growers in New Zealand.
えぇぇぇ!? 実際に育てている人がいるのですか!?
しかし、ショッキングな続きがあります。
Yoshimasa Sakurai (Kaiwaka, Northland)
Unfortunately, Professor Sakurai passed away in April 2024.
Yoshimasa Sakurai博士 2024年に他界
昨年、私たちが日本に居る間です。残念すぎです〜（泣）
Eric Vercoe (Te Puke, Bay of Plenty)
The project was halted due to flooding issues,
Eric Vercoe passed away in 2013.
エリックさんの畑は洪水により活動停止。2013年に他界
ニュージーランドで唯一の米生産者だったエリックさんも他界されていました。が〜ん
Yuki Fukuda (Nelson)
She received seed rice from Yoshimasa Sakurai and successfully grew rice in her garden. Fukuda has organised workshops.
Yuki Fukudaさん、Sakurai博士から米種を受け継ぎ、庭での育成に成功。
ワークショップを開催した。
Sakurai博士が他界する前に、種を受け継いだ女性がネルソンにいらっしゃいました！！
しかも、ワークショップを開催されているなんて、
すごい！すごいよ！！Chat GPT！！！
ニュージーランドで米作りができるかもしれない！胸が高鳴ります!!!
ますます、米の種を入手したくなりました〜
