植物の持ち込みに厳しいニュージーランドに種を持ち込みたい場合、
植物バイオセキュリティインデックス(PBI)の許可リストに載っているものが持ち込み可能になります。

お米の種って英語でなんて言うんだろう?

Rice seeds, Ine(稲)
🌾 米の種子はPBIに掲載されている?
PBIの検索機能を使用して、「Oryza sativa(イネ)」や「rice」などの学名や一般名で検索することで、該当する品種が掲載されているか確認できます。
掲載されていない場合、その種子の輸入は許可されていないことを意味します。
その場合、MPIにリスク評価を依頼し、輸入条件が設定されるまで待つ必要があります。
「Ine」なんて名前で、許可リストに載っているわけはありませんよね。
「学術名は?」と聞くべきでした。『 Oryza sativa 』で調べる必要があります。
ChatGPTは先読みで、私の質問に答えてくれます! ありがとう〜
その中でも、日本で生産されているのは、『Oryza sativa subsp. japonica』です。
名前が少し違いますが、『Oryza sativat』の一種として問題ないようです。
PBIで学術名検索してみたところ…
載っていました!!
ニュージーランドにお米の種(種籾)を持ち込める!
知らなかった〜
Oryza sativatとは?
コシヒカリ:粘りと甘みが特徴で、日本で最も人気のある品種
あきたこまち:ややあっさりとした味わいで、香りが良く冷めても美味しい
ひとめぼれ:柔らかく粘りがあり、炊き上がりもふっくら
つや姫:白さ・ツヤがあり、粘りと甘みも高評価
ミルキークイーン:超モチモチ系で、冷めても柔らかい
わーい!たくさん種類がありました!
しかし、ここからが問題です!
持ち込めるリストに載っているとはいえ、輸入許可(MPI)の申請が必要です。
これには、少々困難な手続きとお金が掛かります…
項目 | 費用(NZD、税込) | 備考 |
---|---|---|
1. 輸入許可申請料(MPI) | $268.24 | 申請処理時間が1.5時間を超える場合、追加料金が発生します($178.83/時間) |
2. 種子代(例:Agrownet™) | 約$20〜$50 | 品種や数量により異なります。 |
3. 植物検疫証明書(Phytosanitary Certificate) | 約$40〜$60 | 輸出国(例:日本)の検疫機関による発行費用。 |
4. 検疫検査・通関手数料(MPI) | 約$178.83〜$357.66 | 検査時間により変動します($178.83/時間) |
5. 種子の処理・検査費用 | 約$100〜$500 | 必要に応じて実施されます。 |
6. 輸送費(国際送料) | 約$30〜$100 | 発送元や配送方法により異なります。 |
7. GST(15%) | 約$90〜$150 | 上記費用の合計に対して課税されます。 |
8. その他(保管料・再発送費用など) | 約$50〜$200 | 状況により発生する可能性があります。 |
総費用の見積もり(2025年5月現在)
こっこれは…誰も挑戦しないわけですね…
園芸用と稲の違い

でも、日本の園芸店で購入した野菜の種は、リストに載っていれば無料で持ってこれるよね?

調べてみます!(Chat GPTが!)

園芸店で売られている様な種は、PBI(植物バイオセキュリティ)に掲載済み、MPI(輸入許可)ありの状態で売られています。
お米の場合はPBIに掲載されていても、MPIを独自に取得する必要がある事と、
稲の場合は生態系、水質、病気のリスクが高い事、
商業的ルートが整っていないため、個人輸入扱いになります。
気の遠くなる話でした。。。