ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!
鶏はパーマカルチャーの象徴
鶏を飼うことは、パーマカルチャーの暮らしを象徴するもの。
新鮮な卵をいただけて、糞は畑の肥料になり野菜がよく育ちます。
砂地の我が家のガーデンは、いつでも土壌改善が必要なので、鶏の糞は私にとっては宝の山です。
2年前、私の頼みで、夫が廃材を使って鶏小屋だけは作ってくれていました。あとは、鶏を入れるだけ…だったのですが、
その後、急遽決めた、日本1年滞在。鶏はお迎えできず…。今では、すっかり草ぼうぼうになっていました。

でも「いつかは鶏を飼いたい!」という思いはずっと消えませんでした。
ニュージーランドの卵、高騰!
ニュージーランドでは、2023年、従来のケージ飼いから、放し飼いに整備されました。
その結果、卵の価格は急上昇。
1個=約100円、12個パック=800〜1000円
も珍しくありません。
4人家族のわが家では、3つを4人で分けて食べるという節約ぶり。
「これなら、鶏を飼った方が安いんじゃ…?」と本気で考えるようになったのです。
一時のチャンスを掴む!
そんな時、スクロールして見ていたFacebookで「鶏売ります」の投稿が目に飛び込んできました。しかも近所です!
ニュージーランドでは鶏を飼っている家庭は珍しくないけれど、実際に販売しているところは遠方が多いんです。
2時間かけて買いに行くのは大変です。なによりも、荷台に揺られる鶏のストレスがいかがなものか。
でも今回は、なんとすぐ近く!
「これはチャンス!」と速攻でメッセージを送りました。
こういうときに躊躇すると、運を逃す!というのが私のモットーです。
とりあえず、やってみてから発生した問題を解決する。
この年になると、恐れていたことの大半は身に起こらないとわかってくるものです。(予期しないことは起こります。)
雨の日のドタバタお迎え劇
外は雨…。夫に「トラック出してもらえる?」とお願いすると、
「鶏を迎える準備はできてるの?」と冷静な一言。
「準備なんて永遠に完璧にはできないから!飼ってから考えればいい!」と私。
それに、鶏なら飼ってみて難しければ、誰かに譲ることも可能です。
(なんなら、食べることも)
問題は「どうやって運ぶか?」。家の近くとはいえ、車で15分ぐらい。
それでも、鶏にとってはストレスでしかありませんよね。
それに、鶏は偶数で飼うのが望ましいので、4羽欲しいところ。
バナナの空き箱じゃぁ収まらないよね…
「何かないかなぁ…」
フラフラ探してみると…ありました!

ワークショップ用に1つ作っておいたキエーロです!まだ黒土を入れてないものがありました。
ちょうど4匹ぐらい収まりそうなサイズです。
鶏のオーナーにメッセージで確認して、OKということなので行ってきました!
大雨が降ってきましたけど…
初めての鶏との出会い

広いファームでのびのび暮らしている鶏たち。羊もいます。(食用だそうです。)
ルースター(オス)の立派なこと!日本の鶏と比べると1.5倍大きいニュージーランドの鶏たち。
この環境から、我が家の小さなケージに引っ越してくるのは、さぞ不安だろうなと思いました。
我が家に帰ってから、荷台のキエーロの蓋を開けてみると…

不安そうな鶏たち…来たばかりの彼女たちは少し緊張した顔をしていました。
鶏にも表情があるんですねぇ。
実際に抱っこしてみると…ふわふわで、あったかい。まるで、人間の赤ちゃんのように柔らかいです。
鶏の性格いろいろ
我が家のケージに鶏を放り込み、引き返すようにスーパーへ。
もうすぐお店が閉まる時間です!その前に、餌を買う必要がありました。
そうなんです。ニュージーランドのスーパーには、犬猫の他に鶏の餌も売っています。
すると、ラスト1袋!セーフ! なんてラッキー今日の私!
今まさに、パーマカルチャーブログを書こう!というところで、この出会い!
偶然ではない気がします〜
早速、餌をあげてみると…
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白い子 → 一番に餌を食べ始める。きっとリーダータイプ
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茶色の子2羽 → その後を追って仲良く食べる
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黒い子 → 強そうに見えるのに、最後まで遠巻きで見ているだけ
今日は、雨も降っているし、もう夕飯時なので、あまり観察ができませんでした。
とりあえず、鶏は暑さに弱いけど寒さには強い、日陰が好きというので、少し肌寒い夜でも大丈夫でしょう。
これから少しずつ「鶏との暮らし」を記録しながら、畑や暮らしの循環について発信していきたいと思います!
やっと、夢の鶏が居る暮らしを実現し、ビジョンボードの夢を1つ叶えることができました。



