ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!
『仕事の自給』を目指している私ですが、夫に商品開発を先に越されてしまいました!☟
さすが、手に職のある人は強いです!
私も、負けずにサステナブルかつコスパの良い商品を開発したいと思います〜
久しぶりの編み物
現在、南半球ニュージーランドは冬。冬と言ったら、編み物です。
うちには、アクリルの毛糸がたくさんあるので、『アクリルたわし』はどうかと考えました。
アクリルたわしとは?
編んでみました。

久しぶりのかぎ針あみ…いびつになってしまった。
明らかに腕が落ちています。視力も落ちています…とりあえず、感覚を思い出すために1つ編んでみました。
はたしてエコなのか?
『アクリルたわし』は、『エコたわし』とも呼ばれます。
『洗剤を使わなくても油汚れが落ちる』と宣伝されていて、『洗剤を使わない=エコ』というふうに謳われていますが、
本当にそうなのか?疑問に思いました。
材料は、アクリル繊維。つまり合成石油でできているので、土で分解されない。
ということは、コンポストには入れられません。
洗剤の消費量は減るかもしれませんが、何回か使用した後は結局ゴミになってしまいます。
洗剤を取るか?ゴミを取るか?
やっぱり、サステナブルな商品としては、土に還る素材にしたい。
マイクロプラスチック問題
もう1つ疑問に思いました。食器洗いをするたびに、ヨレヨレになる『アクリルたわし』
ということは、水に繊維が流れているということ…
調べてみると、
やはり、《エコたわしと環境問題》に異議を唱えている人がたくさんいました。
私の考えた通り、使うたびにマイクロプラスチックが水に流れて海洋に流れていると指摘されていました。
全然、エコじゃなかった!!!
着ている服について考える
実は、私たちの着ている服もそう。フリースなど、ポリエステル素材は軽くて暖かくて安価で買えるため、私たちはポリエステル素材を好んで着ていますよね。
ペットボトルがフリースになるって聞いたことがありますか?

ペットボトルはポリエチレンテレフタレート(PET)という素材でできており、これは衣類の繊維にも使われているため、リサイクルしてフリースに加工することが可能です。
リサイクルされたペットボトルで、フリースができると言われれば、エコな印象を受けます。
私もそう思っていました!
しかし、洗濯機にポイっと入れて回すと、少しずつ繊維が水に流れるんですよね。流れ着くところは海です。
マイクロプラスチックは、魚の体内からも検出されています。
その魚を食べている私たちの体内にも吸収されているってことなんですよね。
アップサイクルビジネス
ということで、
『アクリルたわし』案は、頓挫しました。
アクリル毛糸の代用品として、ウールや綿、麻の紐などでもいけるのかな?
とはいえ、材料をわざわざ買うのもなぁ。
「ビジネスがしたいならケチなことを言うな!」とお叱りを受けるかもしれませんが、
「お金を出したく無い!」というよりも、
世の中で使われないでゴミになってしまうものをなんとかしたいと思うのです。
私的には、捨てられてしまうような素材を素敵にリメイクするとか、アップサイクル的な商品が作れたら良いなぁと考えています。
でも、アクリル毛糸がたくさんあるので、コースターにしようかなぁ。髪留めとか…
とりあえず簡単に時短でできるものを量産して、売ってみたいと思います。