ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!
今朝は、鶏のために雑草刈りをしました。

卵を産む場所をふかふかにするために、雑草を刈って、乾燥させて藁を作っています。
いつもは、ペットのうさぎのために少量を自給しています。

ニュージーランドでは、この手鎌を「Niwashi」(庭師)と呼びます。
セミリタラジオを聴きながら
私は庭に出て、洗濯干しやガーデニングをしている時には、お決まりのポッドキャストを聴きます。
私の一押しは、セミリタラジオ。新作が更新されていました。
今回のゲストは、「0円生活」で話題の 田村ゆにさん。
この日をとても楽しみにしていました。
だって、0円で生活されているなんて、主婦の私にとって、聞き逃せないテーマです。
最近、ご自身の本を出版されたとのことで、その内容が紹介されていました。
鶏を初めてお肉にした日
印象的だったのが、「鶏を初めてお肉にした日」
動物の屠殺の話など聞きたくないという人もいるかもしれません。
しかし、人間は、命をいただくことで生かされている。植物でも動物でも形は違うけれど、私たちは命をいただいている。
自給自足を目指すなら、動物の屠殺と向き合う日がきます。
スーパーで簡単に買ってこられるお肉に、安さだけを求めがちな私たち。
だけど、その裏には見えない命の循環があります。
生きているものを自ら屠殺し捌くことで、人間は生き物の命をいただいているということが、ちゃんと理解できるのですね。
しっかり命をいただく。ゆっくり時間を掛けて。
この命がどこからきたのか、尊い命を噛み締めて。
うちの、鶏たちも卵を産まなくなったら、自分の手で絞めて食べる日が来るのかな…
今からそういう覚悟で、鶏と向き合うべきかな。名前は付けない方がいいのかな…
そんなことを思いました。
本も噛み締める
そのとき、ホストのゆうきさんがおっしゃっていました。
「本を読むことも、食事と似ている」
本をゆっくり味わって読むというのは、
食事を噛みしめながらいただくことと似ている。
と、ゆにさんの本をゆっくりと読み進めながら感じたそうです。
「よく噛んで食べる」――
それを本にたとえると、すごくわかりやすいですよね。
一気に飲み込むのではなく、
一文一文を味わいながら読むことで、言葉が視覚から脳や心へ、そして神経や血液を通って
手足や身体の隅々にまで行き渡っていく。
自然を理解すると、食も、学びも、命も――すべてがひとつの循環の中にあることに気付かされます。
自然を大切にすることは、自分自身を大切にすること。
そして、自分を育てるというのは、自然の恵みを暮らしの中に取り入れていくことなのだと思います。
私たちは、自然の循環の中で、生かされているんですね。
循環の輪を広げる
ゆにさんご自身が得た体験、経験を本で伝え広げる。自分はもう経験したから、これからは人の為に。
パーマカルチャーの理念と通じます。

自然と共に生きる ゆにさんのご経験から大切なことを学ばせていただき、循環の輪を広げたいと思います。


