3月、夫が日本にやってきました。
夫が来る前に準備万端にして、すぐに旅行に出たかったけれども、オンラインホームスクールのドタバタ(ネットに繋いだり、システムを理解したりを2人分。)や、ビザを調べたりに時間が掛かり、思うように準備がすすみませんでした。
とりあえず、出発は桜が咲いてお花見をしてから!4月の1、2週目かしら?と決めました。
実家の片付け
準備が進まなかったことの1つに、実家の片付けがありました。
老夫婦には手が届かないエアコンの掃除とか…
お風呂場の天井もカビだらけ…(写真もありますが自粛)
私たちが居る間に、片付けたい!!!
母の物の多さには、足の踏み場もないほど。
実家を出た弟の部屋も、大量のものだらけ。
通信販売の数々は、父には内緒でこっそり注文。
「試供品が勝手に送られてくる」なんて嘘をつき、お父さんは、全く疑っていなかった。。。(呆れる)
こんまりメソッドで魔法の片付け…ならず
片付けと言えば、海外でも大ブレークした「こんまり」さん。ちょうどコロナ禍にNetflixでこんまりさんの番組がオンエアされたことで、ステイホーム中に大掃除をする大ブームになりました。
大掃除のことを「Konmari」と言うぐらいに流行りました。
父と母にも、この「ときめき」をわかってもらいたい!
まずは、「こんまりメソッド」の手順通りに服を全部出してもらって「ときめき」を感じてもらいたかったけれど、母の執着心が強過ぎて、結局何も捨てられない…
捨てる決心ができたのは、大量の新聞の切り抜きと、新聞屋さんが無料でくれる素敵な絵の広告のコレクション。(母は絵画が好き)
結局諦めました…

片付けないと今夜の寝床がないのですが
「捨てる」のではなく、「引き取ってくれる場所」があれば、母もその気になってくれると思うのだけど、近くにはその場所がないのが問題です。
リサイクルやさんでは、ほとんど服は引き取ってもらえませんでした。
自治体関連でも服を引き取ってくれる団体がありましたが、
「シミがあったらダメ」「ボタンが取れてたらダメ」など、細かい指定がある上に、郵送で送ってください。などと制限が多過ぎて、母の服を引き取ってくれる場所が見つかりませんでした…
ニュージーランドのリサイクル事情
ニュージーランドには、OPショップ(チャリティー)やホスピス(末期がんのケア)やサルベーションアーミー(慈善事業団体)など、無料で引き取ってくれる場所が地域に数軒あります。
「これはダメだろう」と思うものでも引き取ってくれます。
例えば、ボタンのとれたブラウスでもOKです。
色褪せしたベッドカバーもOKです。
ボロボロになったタオルもOKです。
ボロはボロとして、汚れを拭いたりとか、欲しい人がいるし、幼稚園で使ったり、ペットが使ったり?と需要がありそうです。
⬇︎こういうのは、さすがにダメでしょうが…

ニュージーランドから母に送ったポッサムの手袋。 母がツギハギしながら使ってくれていた。
私たちは、日本帰国の前に、ニュージーランドで「こんまり」をしてきました。
OPショップにもさすがに、、、と思われる、首周りがグダグダになったTシャツなどは、素材が「綿」の場合は、土に還しました。
娘たちが幼ない頃に描いた絵なども、胸が張り裂けそうな気持ちを抑えながら土に還しました。
なぜなら、私たち夫婦の夢はタイニーハウス。
ニュージーランドに戻ったら、小さい家でシンプルに暮らしたい。
いろんな物とはお別れして、自分たちの暮らしをシンプルにそして大事にしたい。
そんなことを考えていました。
娘たちは、「捨ててもいいよ」というか、「捨てたい」と言っていたのですが、母親の私が思い出に溢れて捨てられなかったんですよね…
だから、母がものを捨てられない「切なさ」も理解できるのです。
せっかくだから英語版Konmariも読んでみたいな。(書籍版と電子版あります)