Sparkling Joy ー魔法のかたづけー

日本縦断家族2024

3月、夫が日本にやってきました。

夫が来る前に準備万端にして、すぐに旅行に出たかったけれども、オンラインホームスクールのドタバタ(ネットに繋いだり、システムを理解したりを2人分。)や、ビザを調べたりに時間が掛かり、思うように準備がすすみませんでした。

とりあえず、出発は桜が咲いてお花見をしてから!4月の1、2週目かしら?と決めました。

実家の片付け

準備が進まなかったことの1つに、実家の片付けがありました。

 

老夫婦には手が届かないエアコンの掃除とか…

 

お風呂場の天井もカビだらけ…(写真もありますが自粛)

 

私たちが居る間に、片付けたい!!!

 

母の物の多さには、足の踏み場もないほど。
実家を出た弟の部屋も、大量のものだらけ。

通信販売の数々は、父には内緒でこっそり注文。

「試供品が勝手に送られてくる」なんて嘘をつき、お父さんは、全く疑っていなかった。。。(呆れる)

 

こんまりメソッドで魔法の片付け…ならず

片付けと言えば、海外でも大ブレークした「こんまり」さん。ちょうどコロナ禍にNetflixでこんまりさんの番組がオンエアされたことで、ステイホーム中に大掃除をする大ブームになりました。

大掃除のことを「Konmari」と言うぐらいに流行りました。

父と母にも、この「ときめき」をわかってもらいたい!

まずは、「こんまりメソッド」の手順通りに服を全部出してもらって「ときめき」を感じてもらいたかったけれど、母の執着心が強過ぎて、結局何も捨てられない…

捨てる決心ができたのは、大量の新聞の切り抜きと、新聞屋さんが無料でくれる素敵な絵の広告のコレクション。(母は絵画が好き)

結局諦めました…

片付けないと今夜の寝床がないのですが

「捨てる」のではなく、「引き取ってくれる場所」があれば、母もその気になってくれると思うのだけど、近くにはその場所がないのが問題です。

リサイクルやさんでは、ほとんど服は引き取ってもらえませんでした。

自治体関連でも服を引き取ってくれる団体がありましたが、
「シミがあったらダメ」「ボタンが取れてたらダメ」など、細かい指定がある上に、郵送で送ってください。などと制限が多過ぎて、母の服を引き取ってくれる場所が見つかりませんでした…

ニュージーランドのリサイクル事情

ニュージーランドには、OPショップ(チャリティー)やホスピス(末期がんのケア)やサルベーションアーミー(慈善事業団体)など、無料で引き取ってくれる場所が地域に数軒あります。

「これはダメだろう」と思うものでも引き取ってくれます。

例えば、ボタンのとれたブラウスでもOKです。

色褪せしたベッドカバーもOKです。

ボロボロになったタオルもOKです。

ボロはボロとして、汚れを拭いたりとか、欲しい人がいるし、幼稚園で使ったり、ペットが使ったり?と需要がありそうです。

⬇︎こういうのは、さすがにダメでしょうが…

ニュージーランドから母に送ったポッサムの手袋。 母がツギハギしながら使ってくれていた。

 

私たちは、日本帰国の前に、ニュージーランドで「こんまり」をしてきました。

 

OPショップにもさすがに、、、と思われる、首周りがグダグダになったTシャツなどは、素材が「綿」の場合は、土に還しました。

 

娘たちが幼ない頃に描いた絵なども、胸が張り裂けそうな気持ちを抑えながら土に還しました。

なぜなら、私たち夫婦の夢はタイニーハウス。

ニュージーランドに戻ったら、小さい家でシンプルに暮らしたい。

いろんな物とはお別れして、自分たちの暮らしをシンプルにそして大事にしたい。

そんなことを考えていました。

娘たちは、「捨ててもいいよ」というか、「捨てたい」と言っていたのですが、母親の私が思い出に溢れて捨てられなかったんですよね…

だから、母がものを捨てられない「切なさ」も理解できるのです。

 

せっかくだから英語版Konmariも読んでみたいな。(書籍版と電子版あります)