ニュージーランドから「遊・暮・働・学」を共有します、パーマカルチャリストのまりこです!

コロナ禍、毎日のように人が亡くなるニュースが流れ、世界中が停止してしまったあの頃のこと、あなたは覚えていますか?
あの不穏な空気の中で、私はパーマカルチャーに出会いました。
今でこそオンラインで世界は繋がり、ぐっと近くなりましたが、当時はまだ海外は遠い国でした。
コロナ禍でステイホームを余儀なくされ、オンラインが急速に発達し、社会の仕組みが変わりました。
パーマカルチャーは、この時代に必要な考え方

このような背景があり、パーマカルチャーという自然とのバランスが取れた暮らしが、当時の私の目に留まったのでしょう。パーマカルチャーの創設者本人が監修する講座を知り、
「この貴重な講座を受講するしかない!」と思いました。
ニュージーランドの自宅にいながら、海外の講座を学ぶ —それは、とても画期的なことでした。
講座で印象的だったのは、
—自然と人、多様性のバランスを上手に暮らしに取り入れること、
—自分だけではなく、周りと分かち合うこと
—それには、まず自分を癒して、満たされること
自分が倒れてしまっては、家族にも負担を掛けてしまいます。自分がイライラしていては、大切な家族も幸せな気持ちにならないでしょう。
まずは、自分の器を満たしましょう。それが一杯になったら、周りに手を差し伸べること。
未来が見えない、あの混沌とした時期に、家族が同じ屋根の下で一緒に過ごすことができる安心感を、より強く感じていたときに、「まずは自分」という、そんなシンプルな考え方で良かったんだと、肩の力がふっと抜けました。
常識と言われるものに合わせるのではなく、自分がどうしたいのか、それは、家族にとって幸せなことなのか、を指針に行動するようになりました。
だからこそ、講座の最後にデビッド・ホルムグレンが残した言葉「パーマカルチャーを学ぶだけでは意味がない。周囲に伝えて、みんなで始めよう」に、私は使命感のようなものを感じました。
パーマカルチャーのために自分に投資?

とはいえ、私は日本から来た英語もまともに話せない、普通の専業主婦。
権威もなければ、コミュニティもありません。どうやって行動に起こせばいいのか分かりませんでした。
そんな時に、日本発信の動画編集講座を受講します。今度は、海外と日本がつながりました。新しい世界の幕開けに、私の好奇心は止まりませんでした。
講座は大変高額なものでした。当時の私は、自分1人のために、例えコーヒー1杯でも夫が稼いだお金を使うことに躊躇する専業主婦。自分のために高額を投資することなどあり得ないことでした。でも、
「動画なら、話すことが苦手でも、映像で伝えることができる。」
幸い、私は高校卒業後から10年間企業で仕事をして溜めた貯金に、ほとんど手をつけておらず、自分の懐から支払える程の貯金が残っていました。夫のお金ではなく、自分で決断できる。「大学に行ったつもりで、自分に投資したと思えばいいか」と覚悟を決めました。
そんな葛藤に打ち勝ち、新しい世界の扉を開けた気分でしたが、蓋を開けてみたら、
そこは「いかにお金を稼ぐか」という、ある意味、日本のビジネスの裏側を学ぶ(笑)
コミュニティでした。
『あなたの考えなどどうでもいい』、『完コピ(完全にコピーする)してください』
そんなメディアの世界に足を踏み入れましたが、これを仕事としてやっていくことには、葛藤の日々でした。
夢を叶える
そんな時に、ガーデニング仲間から「日本から来る高校生に、あなたのパーマカルチャーの庭を紹介してみない?」と声がかかりました。
「もちろんいいですよ!」と、我が家でお茶の準備をして客人を受け入れたところ、それは東京からの観光庁の視察だったのです。そして、次回はローカルの高校に出向いて、生徒の前でパーマカルチャーの話をすることになりました。「あれ?おかしいな?」と思いながらも、本人の知らないところで、計画が進んでいました。(こういうことは、ニュージーランドでは珍しくありません。)
でも、「念願のパーマカルチャーを広める手伝いができる」と思い直し、動画編集で必死に培った技術を駆使して講義の準備をしました。
結果は「素晴らしかった」という声をたくさんいただきました。その場には、私の娘も連れて行くことができたのも、特別な体験をさせていただきました。

日本縦断で決心したこと
そして、パーマカルチャー暮らしに移行した私はと言うと、自分と家族との時間はかけがえのないものだという想いが募り、ニュージーランドと日本の国境が復活したタイミングで、2024年に家族で1年間の日本縦断を敢行しました。
けれど、家族で楽しい時間を過ごすつもりだった日本縦断で見たものは、森を切り開いてできたソーラーパネル畑や、「これ必要?」と思うような高速道路工事やトンネルの新設。今まで楽しいと思って熱狂していたテーマパークだって、元はと言えば森を切り開いて建てられていることに、今更ながら気づきました。
そして、一番ショックだったのは、海岸に打ち上げられたプラスチックごみの惨状でした。

廃棄ゴミに困っているのは海外の貧困層の地域と思っていたけれど、まさか日本がこのような状態だったとは… 娘たちに見せたかった、美しいはずの祖国の姿に、申し訳ない気持ちになりました。
そして、「やっぱり、パーマカルチャーを伝えなければいけない」そう思いました。
でも、「私には何ができるんだろう。」この問いは5年前から変わらないようです。
パーマカルチャーを映像で伝えるオンライン映画会

コロナ禍から数年が経過した現在。あれはなんだったのか…と思うほどに、また世界は元に戻りつつあります。
あの時を境に、暮らしを見直した人も居れば、都市開発や経済を回すことに主軸を戻そうとする社会があります。
そこで、私たちは、パーマカルチャーの映画上映会を開くことになりました。
きっかけは、私のメルマガ読者のKさん。「まり子さんも、映画会ができますよ」という言葉でした。
『TERRA ぼくらと地球のくらし方』が撮影されたのは、奇しくも私がパーマカルチャーに出会った時期と重なります。コロナ禍で多くのことが制限されていた時に、木多伸明監督によって海外で撮影されたパーマカルチャーを実践する人々を追った作品です。
パーマカルチャーは奥が深く、いわば哲学です。哲学というものは、自問自答を繰り返しても、簡単には答えが出ません。それでも、自分にとって、家族にとって、自然にとって何が大切か、何を手放して、自然破壊を止めるのか、先に行動を起こした方々の姿を映像で見ながら、暮らしのヒントを見つけて欲しいと思っています。
今回、特別にオンラインでの映画会の許可をいただき、More Greenさんと共催で、
ニュージーランドでも日本でも、ご家庭で楽しめるイベントを開催します。本来なら、
海外の映像を国境を越えて配信するのは、肖像権の問題などもあり、簡単なことではありません。
ぜひ、この機会にパーマカルチャーの世界を感じてくださいね!
私が伝えようとしていることが、映画を通して皆さんに、きっと伝わると信じています。
映画のあとには、パーマカルチャーセンタージャパンの設楽清和さんを迎えてのトークの時間も用意しています。映像で見るだけでなく、実際に日本で長くパーマカルチャーを実践してきた方の言葉を、直接聞ける機会ですよ!
それでは、みなさまとオンラインでお会いできることを、心よりお待ちしていおります。
チケットの申し込みは下の方にあります⬇︎
映画『TERRA ぼくらと地球のくらし方』オンライン上映会
2026年8月23日(日曜日)
日本10:00〜13:00/NZ13:00〜16:00
上映時間102分の後には、参加者を交えての映画の感想の共有と、
パーマカルチャーセンタージャパン 設楽清和さんをお迎えして
パーマカルチャートークを予定しています。
参加費1,200円(税込)
Google Meetでの開催、お申し込み後にURLをお送りします

